zenschoolは中小企業の
後継者を育成する学校です。
zenschoolは、新規事業を生み出すことで真の後継者と
なることを目指す、後継人材育成プログラムです。
後継者は「新規事業」を自らの力で生み出だすことで、本物の「経営者」へと成長します。
後継者のSTORY
zenschoolを受講した後継者
業界:製造業、タクシー業、印刷業
後継者のSTORY:秋山さん
3期 有限会社光精工 秋山大輔さん
光精工売上推移
2012年5月にzenschool(当時はマイクロモノづくり経営革新講座)を受講される経緯として、2012年2月に話は遡ります。講座を営業に行った宇都宮が、現社長である秋山さんのお父様と話が盛り上がり、当初は講座を受講する意思がなかった秋山さんに対して、受講を勧められたということがありました。嫌々ながら受講された秋山さんでしたが、受講する以上は何かを学び取ろうということで講座に臨まれましたが、アイデアがまるで出てこない状況が続きました。通勤途上自転車を利用するので自転車を開発しようとして企画を進めたものの、自社だけでは製品化の目処が立たず膨大な開発予算がかかりそうということで、企画は頓挫しそうになりました。そういう中、日常的にワクワクすることとして、ふとボクシング経験者だということを秋山さんはポロッとつぶやきます。そこに可能性があると我々は感じ取り、対話を進めると、実は商売関係なく様々な自分専用の筋トレグッズを作って体を鍛えていたことがわかり、そのコンセプトを元に生み出されたのが、「くるくるパンプアップ」という自社商品です。
卒業後、約1年かけて試作開発を進め、zenmonoに掲載したのは、2013年5月でした。そして苦労の末プロジェクトは成功し、2013年11月に出荷を開始し、自社商品を世に出すことができました。
その1年後2014年11月頃にお話を伺うと、zenschool受講前と比べると光精工の売上がかなり伸びたということで、くるくるパンプアップがかなり売れたのですね、という話をすると、実はそうではなく、くるくるパンプアップをクラウドファンディングで成功させるために様々なプロモーションをした結果、光精工という会社自体の注目が集まり、本業の機械加工の仕事が伸びたというのが実態だったそうです。しかも新規受注先が増え、zenschool受講前はほぼ一社93%の売上構成だったのが、50%程度にまで下がり、一社依存脱却ができたことも経営的には良かったことだと仰っていたのが印象的です。
今後は、地元富津市を盛り上げることにも力を入れ、経営を一層強化していくことに努められています。
有限会社光精工 専務取締役
秋山 大輔
後継者のSTORY:小林さん
7期 株式会社長田工業所 小林輝之さん
クラウドファンディング達成セレモニー
2013年6月に、enmonoの著書「マイクロモノづくりはじめよう」を読んだことをブログに掲載したことがきっかけで、我々と知り合い、2013年9月に開催されたzenschool第6期の発表会に参加するために上京されました。そして、その場で第7期受講を決められて、マイクロモノづくりに邁進することになりました。
そして、講座の中で、小林さんが会社を継ぐきっかけとなった子供時代の想い出が、溶接工場の中で、先代のお父様が溶接を教えてくれたことだったそうです。大学卒業後、飲食業界で働いていた小林さんが、製造業を継ぐことの決め手が、その当時の思い出にあったということに着想を得て、一般の子どもたちやファミリーがもっと溶接の体験を身近にできるような場所を工場内の遊休スペースを利用すれば実現できるのではないかという企画を、2014年8月の講座の最終発表会でプレゼンされました。その後、zenmonoへの挑戦が始まり、企画をブラッシュアップして、溶接のテーマパーク「アイアンプラネット」は生まれました。そして、2014年12月にプロジェクトは無事成功して実現に向けて工事が進み、2015年6月にオープニングセレモニーを開催するに至りました。セレモニーには坂井市長も来られるということもあって、地元メディアに大いに取り上げられ、アイアンプラネットおよび長田工業所の知名度は飛躍的に上がったそうです。
小林さんのブログによると、クラウドファンディングに挑戦した頃から、毎月テレビや新聞やWEBマガジン等々なにがしかのメディアに掲載されることが続いているそうで、その効果の最大のものが、新卒採用に繋がったことだそうです。その驚きが小林さんのブログに綴られています。 → http://terukobayashi.com/archives/10749
今後は、地元坂井市を盛り上げることにも力を入れ、経営を一層強化していくことに努められています。
株式会社長田工業所 代表取締役
小林 輝之